2023年1月15日の小池美波さんのブログ
小池美波さんの「」
本日次のブログは小池美波さんです。
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ブログの概要
私は高橋幸宏さん、
YMOさんの楽曲との出会いが
私と音楽との出会いでした。
父からの影響で小学校低学年の時に出会い
初めて聴いた曲はPVと共に聴いていた
YMOさんの「RYDEEN」でした。
ずっとピアノの鍵盤を弾く手と
カラフルなピアノがぐるぐる回ってる。
いつになったら歌がくるの??
というのが第一印象で、
気づけば曲が終わってしまっていました。
当時の私の中では
曲には歌詞が必ずあるもの
と思っていたので歌詞がないことへの衝撃と、
「もう一度聴きたい!」という中毒性を感じていました。
その時から聴かない日はないくらいに
YMOさんを中心に曲を聴いたり、
ライブ映像を観たりして、
この時代にリアルタイムで存在していたかった。
と何度も感じては当時の方々を羨ましく思い
少しでも近くに感じられるようにと
ヘッドホンをして音量を大きめにして
目を瞑って聴いていたこともありました。
高橋幸宏さんを好きになったきっかけは
ライブ映像を見ていた時で
「COSMIC SURFIN'」の一番最初の部分の
ドラムを叩く姿でした。
その日をきっかけにどの曲中でも
高橋幸宏さんがドラムを叩く姿を
ずっと目で追うようになりました。
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5年くらい前に
「イエローマジックショー2」さんに
出演させていただいた時、
高橋幸宏さんとの直接の共演は無かったのですが
たまたまお会いすることが出来ました。
小さい頃からずっと大好きで
憧れている方が目の前にいらっしゃることへの
動揺する気持ちと緊張でいっぱいいっぱいの中
スタッフさんにも背中を押していただき、
高橋幸宏さんに直接伝えられた言葉はご挨拶と、
「大好きです。」
という一言でした。
もっともっと伝えたい気持ちはありましたが
その時の自分にはその一言で精一杯でした。
時が経ってから
あれ伝えたかったな、これ伝えたかったな、
と後悔することもありましたが
一方的ではありますが、
自分が一番伝えたかった一言を
直接伝えられたことは
伝えられずその時を一生悔やむより
良かったのかもしれない、と
今、とても感じています。
そしてその時に高橋幸宏さんが少しだけ
優しい表情を浮かべてくださったように
感じました。
いつもなら突然生まれる無言の空間に対して
色々と考えてしまうことが多いですが
高橋幸宏さんの優しい表情と
その間に生まれた無言の空間には
不思議と安心感を感じたことも
すごく覚えています。
あの日の一日全てを今でも鮮明に覚えています。
私にとってはずっと夢のような一日で、
一生の宝物のような日となりました。
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昨年は高橋幸宏さんの50周年ライブを
見に行かせていただきました。
高橋幸宏さんが作られてきた
たくさんの作品とその中にある繊細さを
直接感じて、何も考えず、
色んなことを忘れてしまうくらいに、
ただただ深く聴き入っていました。
初めてその時代をリアルタイムで
存在できたような気持ちになり、
嬉しさと感動で胸がいっぱいになりました。
高橋幸宏さんの作品を
より深く好きになった日でした。
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高橋幸宏さんの作品に
出会えたことがすごく幸せです。
今はとても寂しいですが、
これからもずっと大切に
聴いていたいと思います。
ずっとずっと、大好きです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
小池美波